こんどこそ最後の nginx(Wikipediaの説明)のドキュメント訳の8回目の「nginx/Windows usage(nginx/Windows の利用法)」です。
nginx.org 上のドキュメントは(たぶんほんとに)これだけです。あとは wiki (http://wiki.nginx.org/Main) で目についたところを訳していきます。
nginx/Windows の利用法
原文: nginx/Windows usage
nginx/Windows はネイティブ Win32 API(Cygwin エミュレータレイヤーではなく)を利用しています。いまのところ通知メソッドとしては select メソッドのみが使われていますので、高い性能やスケーラビリティは期待しないでください。このことといくつかの既知の問題のため nginx/Windows はベータバージョンとみなしてください。Unix のバージョンと比べると、XSLT フィルター、画像フィルター、GeoIP モジュール、埋め込み Perl 言語以外でほぼフル機能を備えています。
nginx/Windows をインストールするには、最新の 1.0.4 開発版の zip ファイルをダウンロードしします。開発ブランチには特に Windows 関連のすべての既知の修正が含まれています。次にファイルを展開し、nginx-1.0.4 ディレクトリに行って nginx を起動します。次はドライブ C: ルートディレクトリでの例です:
cd c:\ unzip nginx-1.0.4.zip cd nginx-1.0.4 start nginx
“tasklist” コマンドラインユーティリティを起動すると nginx のプロセスが見れます:
C:\nginx-1.0.4>tasklist /fi "imagename eq nginx.exe" Image Name PID Session Name Session# Mem Usage =============== ======== ============== ========== ============ nginx.exe 652 Console 0 2 780 K nginx.exe 1332 Console 0 3 112 K
プロセスの一つはマスタープロセスで、もうひとつはワーカープロセスです。もし nginx が起動していなければ “logs\error.log” ファイルを調べて原因を見つけてください。もしログファイルが生成されていなかったら、Windows イベントログに原因が記録されているはずです。期待していたページではなくエラーページが表示された場合もやはり “logs\error.log” を調べてエラーの原因を見つけてください。
nginx/Windows は、設定内での相対パス用に nginx/Windows が起動しているディレクトリをプリフィックスディレクトリとして使用します。例えば上の例では、“C:\nginx-1.0.4\” がプリフィックスディレクトリです。設定内でのパスはフォワードスラッシュを使用して Unix スタイルで設定します:
access_log logs/site.log; root C:/web/html;
nginx/Windows はサービスとしてではなく標準的なコンソールアプリケーションとして動作していて、次のコマンドを利用して管理できます:
nginx -s stop 即時終了 nginx -s quit 正常な終了 nginx -s reload 設定を変更し、新しいワーカーを起動し、古いワーカーを正常終了させる nginx -s reopen ログファイルの再オープン
既知の問題
- 複数のワーカーを走らせることはできますが、実際はそのうち一つしか動作しません。
- ひとつのワーカーが扱える同時接続は 1024 までです。
- 共有メモリーのサポートが必要なキャッシュやその他のモジュールは Windows Vista 以降では動作しません。こうした Windows のバージョンではアドレス空間レイアウトのランダム化が有効になっているからです。
予定している将来的な拡張
- サービスとしての起動
- 通知メソッドとして I/O 完了ポートの利用
- ひとつのワーカープロセス内での複数のワーカースレッドの利用
文書作成: Igor Sysoev
編集: Brian Mercer
翻訳: DigitalCube Co. Ltd.
監訳:
Nginx のインストール/パフォーマンスチューニングサービス
Link: http://ja.ninjax.cc/